12年目 県民の森担当

県民の森 管理・運営

井川に来るまで

学生時代はどちらかというと都市的な緑地・環境について学び、その後も緑から離れないような職業を選択してきました。 


井川との最初の接点は、大学卒業後になりますが4ヶ月ほど泊まり込みで森林組合の作業を経験させていただいた時にさかのぼります 。 山での仕事、井川の生活について教わり、この地域が僕には合っているような気がしました。 

 
県民の森の担当として

林業とは違い、「森林がある空間」の有効利用を図るのが県民の森になります。
キャンプ場の管理・運営を行い、利用者様に安全に楽しんでいただける空間を提供する。そのために、管理業務から接客業務まで幅広い仕事があるのが特徴になります。

現在、スタッフの人員不足などの問題はありますが、可能な限り利用者様に自然と触れ合っていただけるように、イベントの企画から開催運営まで行っています。

森林組合と県民の森の関わり

人口が都市部に集中し、山村や森林地域と関わりを持つ人が減ってきていますが、県民の森というふれあい施設が井川にあることで、この地を訪れて森林に触れてもらうきっかけが生まれます。

なかなか森林業への理解が進んでいかない現状を打破するきっかけを作ること、ひいてはこの地で森林業に関わってくれる人を増やし、井川の森林を健全に存続させていくことが責務だと考えています。

県民の森としてこれから目指したいこと

とにかく面積が大きいため、まだまだ発見できていない楽しみがあると思っています。

県民の森でなければ味わえないような感覚、感動を大事にしつつ、利用者や県民の森に係ってくださる方々と一緒に空間の利用法について考え、実践していきたいです。

最後に井川の魅力は?

土地ならではの風習も多く残るため、引っ越した当初はすべてが新鮮でした。10年以上住み続けた今は風習などはだいぶ体に馴染んだ気がします。ただ、それでも刺激的な毎日が続いています。

自然に左右される仕事・生活は都市的なものとは違うため、毎日柔軟に行動を変える必要があります。身体にとてもいい気がします。
自然と共に生きられる、これが魅力の一つだと考えています。