15年目 中堅職員
森林経営作成、補助金申請、水源林管理
地元井川に生まれて
地元井川で生まれ育ち、高校からは通学のため井川を離れて、静岡市内で生活をしていました。
高校卒業後、森林組合で勤務していた父親に声をかけられて、県民の森を手伝うために井川に戻ってきました。
その後、森林整備の作業員として働きはじめ、平成31年より森林整備の職員として働いています。
仕事内容について
森林整備の作業員を経験している関係もあり、主に森林整備事業の事務、施業候補地の調査等をしています。
また事務仕事より現場の方が忙しい時、必要人数に足りていない時は現場作業も行います。
令和5年度の担当業務は森林経営計画、森林整備関係の補助金申請、静岡県の治山森林整備工事、森林整備センターの水源林造成事業を主に担当しています。
林業の良いところ、悪いところ
自分としては自然の中で体を使って作業すること自体が楽しいです。もともと1日中全く変わらない作業を行うということが苦手なのですが、現場作業、事務においても現場条件等によって、業務の細かい部分が変わるため、毎回やりがいを感じられます。
マイナス面として、圧倒的に危険なところです。自分も2回ほど怪我をしていますし、他産業とくらべても怪我率、死亡率は高いです。もちろん井川森林組合、林業全体でも安全対策は強化されていますが、満足な結果にはつながっていないのが現状です。
井川森林組合の良いところ、課題点
自分が地元出身ということも少し関係していると思いますが、あまりほかの従業員に気を使わなくていいところが精神的に楽です。先輩方も優しく、質問もしやすい雰囲気があるため、人間関係で悩んだことはほぼありません。
今後改善していく課題として、業務として縦の報連相はあるが、横のつながりがあまりないところです。他の職員と仲はいいのですが、業務内容が違いすぎて仕事が俗人化しやすいと感じています。
組織として、フォローしあえるような体制づくりが今後の課題と考えています。
後輩の育成について
わからないことや聞き取れなかったことをすぐに質問させるようにしています。もともと自分は説明が下手なところもあり、相手が知っている前提で話してしまうことも多いため、その場ですぐ聞き直してもらっています。
あと無駄に怒らないようにしています。自分が怒る時は危険作業を行ったときくらいです。怒りながら仕事を教えるよりも、普通に教えた方が速いし、人間関係もうまくいくと思っています。
持論ですが、「後輩を自分より仕事ができるようにする」 これが後輩のためにも、将来の自分にも、今後の組合のためにもなると思っています。
これから目指していくこと
これからは与えられた業務をこなすだけでなく、新規事業の立ち上げ等も必要に応じて行っていきます。
個人的な意見としては「離職率の低い職場づくりと人材確保」が井川森林組合の課題だと思っています。